童話っていいね!~おすすめ童話のご紹介~

うさぎのおうち

うさぎのおうち

マーガレット・ワイズ・ブラウン:文
ガース・ウィリアムズ:絵
松井るり子:訳
出版社:ほるぷ出版  ISBN:978-4-593-50428-2
2004年2月発行 1300円+税

文のマーガレット・ワイズ・ブラウンさんは、1910年、ニューヨーク生まれ。児童書の編集者として働くかたわら、子どもの本の作家としても活躍しました。日本では、『おやすみなさいおつきさま』(評論社)、『ぼくにげちゃうよ』(ほるぷ出版)、『たいせつなこと』(フレーベル館)ほか、多数の翻訳が出ています。

絵のガース・ウィリアムズさんは、1912年、ニューヨーク生まれ。日本で翻訳されているものに『しろいうさぎとくろいうさぎ』、『おやすみなさいフランシス』、『大草原の小さな家』シリーズ(福音館書店)などがあります。繊細であたたかいタッチの絵は、いまも多くのファンを魅了しつづけています。

訳者の松井るり子さんは、児童文化専攻。出版社勤務をへて、執筆、絵本の翻訳を手がけるようになりました。著書に『七歳までは夢の中』(学陽書房)、『うれしい気持ちの育て方』(ほるぷ出版)、訳書に『毛皮ひめ』(らんか社)、『あらしのひ』(ほるぷ出版)などがあります。

ココがいいね!

少しずつ暖かくなってきて、春ももうすぐそこですね! 今回は、さらに春が待ち遠しくなる絵本をご紹介します。

あかるい春の日ざしの中、“こうさぎ”は自分のお家を探しに出かけました。最初に出会った“こまどり”のお家は木の上にあって“こうさぎ”が乗ったら落ちてしまうかもしれません。そう考えた“こうさぎ”は他の場所へと探しに行くのでした。次に出会った“かえる”のお家は、沼のしめった泥の中にありました。“こうさぎ”が沼に入ったら沈んでしまうので、やっぱり住めそうにありません。こうして“こうさぎ”のお家探しはまだまだ続くのですが、さて、素敵なお家は見つかるのでしょうか…。

なかなか自分のお家を見つけることができない“こうさぎ”のことが心配になりますが、ページをめくるたびに広がる春の草花や生き物たちの美しい絵を見ていると、そんな気持ちもどこへやら。「次はどんな生き物のお家がでてくるのかな?」と、わくわくするとともに、“こうさぎ”と一緒に野原を駆けまわっているような明るい気持ちになりますよ。暖かな春の空気を感じられる1冊です。

“こうさぎ”が最後に素敵な新しいお家を見つけられたように、みんなも居心地の良い居場所を見つけられたら「いいね!」