第44回(2013年)
JX-ENEOS童話賞
【一般の部 最優秀賞】

こがね色の昼休み作者:竹田まどか

こがね色の昼休み

 「何にしようかなあ。」
 近づいていくと、田んぼのなかにポツンと小さなおにぎり屋がありました。人気の店らしく、もう何人かが並んでいました。このくらいなら、きっと五分くらい待てば、いろんな具のなかから好きなものを選べます。
 ようやく順番がまわってきました。
「はい、お待たせ。何にしましょう。」
「シャケと五目をひとつずつ。」
 クミがウキウキ言うと、店のおかみさんが悲しそうに、でも軽やかに答えました。
「ごめんね、売り切れちゃった。」
 見ると、おにぎりの入っているショーケースはもうほとんど空っぽです。
「だって、まだ昼休みになってすぐなのに。」
 クミは信じられないという目でおかみさんを見ました。おかみさんは、つり目の目尻を申し訳なさそうに少しさげて答えました。

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    こころがほっこり
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