第44回(2013年)
JX-ENEOS童話賞
【一般の部 最優秀賞】

こがね色の昼休み作者:竹田まどか

こがね色の昼休み

 「今日はお昼がはじまるちょっと前に塩むすびが飛ぶように売れてね。ごはんがなくなっちゃったの。たぶん運動会があるのよ。」
 運動会なら、学校の給食か、家からお弁当を持ってくるはずじゃないかしら。
 クミがいぶかしげに思っていると、おにぎり屋のおかみさんは続けました。
「新米ができるころになると、やるんだよね。このあたりのきつねは。」
「え?」
「きつねの運動会よ。知らない?」
「知りませんよ。そんなの。」
「ああ、あんたのとこの工場は最近できたばかりだもんね。ほら、耳をすましてごらんよ。」
 クミは、おかみさんがするように、小首をかしげて目をつぶって耳をすましました。
 すると、遠くのほうで、パアンとはじけるかけっこの合図の音や、こどもたちの応援の声が聞こえるのです。
「あれ、きつねなんですか?」

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