第44回(2013年)
JX-ENEOS童話賞
【一般の部 最優秀賞】

こがね色の昼休み作者:竹田まどか

こがね色の昼休み

「だって遠くの山のほうで聞こえるでしょう?あんな遠くに小学校はないもんね。」
 おかみさんはケロッとしています。
「じゃあ、どうしよう。」
 いつのまにかクミもつられていました。
「今日はもう、塩むすびの残りだけなんだけどいい?」
「しかたないですよね。それお願いします。」
 クミは腕時計を見て昼休みがあと二十分ほどしかないのに気がつきました。とにかく食べないと午後が始まりません。
「悪いね。おまけしとくから。」
 おかみさんは、さっと奥に入って、なにやら別の包みも袋に入れてくれました。
「まいど!」
 明るい声に送られて店を出ました。
 少しふくれた袋を見ると、食べたかったおにぎりが買えなかったことよりも、何をおまけしてくれたのかが気になりました。

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