会計基準

会計基準とは、財務諸表を作成する際のルールのことです。
企業の決算資料を正しく理解するために、その企業がどの会計基準を採用しているのか把握することは重要です。また異なる企業同士を比較する際にも注意が必要です。ここでは、ENEOSグループが採用する会計基準について、確認しましょう。

ENEOSグループの会計基準

日本で認められている会計基準は複数ありますが、ENEOSグループの連結決算では、2017年度より国際会計基準(IFRS)を適用しています。

IFRSと日本基準の違い

IFRSと日本基準の最大の違いは、営業損益や税引前損益といった日本基準で開示が要求される段階損益が、IFRSでは要求されておらず、売上高や当期損益といった項目に限定されていることです。
当社グループの損益計算書では、売上総利益、営業損益、税引前損益の3つの段階損益と、IFRSの要求する当期損益を開示しています。事業関連の受取配当金、固定資産の売却損益や減損損失など、従来の日本基準では営業外損益や特別損益に区分していた項目は営業損益の内数になります。
ENEOSグループと日本基準の企業を比較する際に参考としてください。

【参考:IFRSと日本基準における当社の損益計算書の違い】
IFRSと日本基準における当社の損益計算書の違い