会計学
決算資料を読み解くキーワード
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ENEOSグループの業績には、原油や銅などの資源価格、為替レートの変動が影響を与えます。
そのため、決算資料にはこれらの指標を記載しています。
また、これらの指標が変動した場合の損益に与えるインパクトを「感応度」として記載しています(下図参照)。
詳細については決算資料をご覧ください。
指標 | 変動方向 | 変動項目 | 影響 |
---|---|---|---|
ドバイ原油価格 | 上昇 | エネルギー | -~+ |
石油・天然ガス開発 | + | ||
在庫影響 | + | ||
銅(LME)価格 | 上昇 | 金属 | + |
為替レート | 円安 | エネルギー | + |
石油・天然ガス開発 | + | ||
金属 | + | ||
在庫影響 | + |
世界の原油の取引市場においては、ドバイ・ブレント・WTIの3つが代表的な指標として使われています。
日本は輸入先の多くが中東(サウジアラビア、UAEなど)のため、ドバイ原油の価格が指標として多く使われます。
ドバイ以外の指標原油
⇒石油・天然ガス開発事業において、これらに基づいた取引もあるため、決算資料に指標として記載されることもあります。
LMEとはロンドン金属取引所(London Metal Exchange)のことです。世界最大の非鉄金属取引所であり、LMEにて発表される銅価格が世界における取引の基準価格となっています。