インダストリアルハイジニスト持田TLが大久保利晃賞を受賞

2024.11.25
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ENEOS 川崎製油所

3月27日、当所環境安全1グループに所属するインダストリアルハイジニスト(IH)の持田伸幸TL が、産業保健分野の権威ある賞である2023年度大久保利晃産業保健研究奨励賞を受賞しました。

持田さんは、アメリカでの学びと経験を活かし、当所においてIHとしての業務を積極的に展開してきました。また、学会などでの発表を通じて、米国におけるIHの機能や実務の重要性を紹介し、日本における化学物質管理の発展に貢献してきました。

受賞に際して持田さんは、「このような権威ある賞をいただけたことは身に余る光栄です。今後も米国で培った労働衛生管理の知識と自律的な考え方を社内外に広め、化学物質管理の分野での貢献を目指します」と、その決意を新たにしていました。

インダストリアルハイジニストとは

職場における健康リスクを特定、評価、管理し、労働者の健康と安全を守る専門家です。化学物質、生物学的危険因子、物理的危険(騒音や放射線など)、人間工学的リスクなど、職場環境に存在するさまざまな危険因子に対する広範な知識を持っているのが特徴です。CIH(米国認定インダストリアルハイジニスト)とは、特にアメリカで認定される資格であり、IHとしての専門性と能力が国際的に認められていることを示しており、持田さんはこの資格を保有しています。資格を得るためには大学機関における180時間の単位(または240時間の教育受講)、4年以上の経験と、試験合格が必要となります。日本国内で現在資格を保有しているのは持田さんを含めて2人のみです。

大久保利晃産業保健研究奨励賞とは

本賞は、産業保健の分野で顕著な活動を行い、産業保健活動の向上に大きく貢献した、または将来的な寄与が期待される若手の産業保健実践家や研究者に授与される賞です。名を冠する大久保利晃氏は、明治維新のキーパーソンである大久保利通のひ孫であり、産業保健分野の研究者として著名な業績を残しています。

賞状を掲げる持田チームリーダー