堀田茜さんが「ENEOSマテリアル 千葉工場」を取材 ラジオ収録&YouTube収録を実施
当社協賛ラジオ番組「ENEOS FOR OUR EARTH -ONE BY ONE-」(毎週土曜14:00-14:30にJ-WAVEにて放送)でナビゲーターを務める堀田茜さんが、千葉県市原市の「ENEOSマテリアル千葉工場」を訪れ、どんな事業を行っているのか取材しました。ENEOSマテリアルは、ENEOSグループの素材事業の中核を担う事業会社で、合成ゴムや機能性材料の研究開発・製造・販売をグローバルに行っています。

千葉工場を案内したのはENEOSマテリアル千葉工場の山口智大さんと立山正人さんです。普段馴染みのないブタジエンゴムとブタジエン樹脂について、山口さんがサンプルを見せてくださいました。


様々な製品に使われている合成ゴムは石油から作られています。石油を精製するとガソリンや灯油などができますが、それと同時にナフサという合成ゴムなどの化学製品を作るための成分も取り出すことができます。そのナフサを高い温度で分解すると、いくつかの物質が抽出されますが、その一つがブタジエンです。このブタジエンがゴムを作るうえで大事な材料となります。
千葉工場では、近隣の石油化学工場からブタジエンを多く含む原料を配管で受け入れています。その原料からブタジエンを取り出してキレイに精製します。一方、ブタジエンを取り出した後に残った成分は、近隣の石油化学工場にお返しし、別製品の原料として有効活用されています。


現在、千葉工場では年間約7万トンのブタジエンゴムを製造しています。また、ブタジエンゴムを作るだけではなく、環境に配慮した取り組みも行っています。工場から出る排水は総合排水処理設備などで処理し、法令基準および環境保全協定の排出基準以下まで浄化したうえで排出しています。加えて、排ガスについても、蓄熱式燃焼脱臭装置で揮発性有機化合物(VOC)を高効率で処理したうえで、大気に放出しています。
ENEOSグループは、長期ビジョンとして『エネルギー・素材の安定供給』と『カーボンニュートラル社会の実現』との両立を掲げています。そのような中、ENEOSマテリアルでは、バイオマスなどを原料にしたブタジエンゴムの生産を進めています。三重県にある四日市工場では、バイオエタノールなどからブタジエンを製造し、それを原料にブタジエンゴムを作るというようなプロセスの研究を行っています。
千葉工場はENEOSグループの中でも非常に歴史のある工場(製造設備)です。1968年に合成ゴムの原料となるブタジエンの製造設備が稼働しました。その翌年にブタジエンゴムの製造設備が稼働。続けて、1973年及び1999年にブタジエン樹脂の製造設備が稼働しました。
これからも千葉工場では環境に配慮してブタジエンゴムを製造し続けるとともに、循環型社会を目指した取り組みを進めていきます。

この収録の模様は10月18日(土)・25日(土)の2週にわたって14時よりJ-WAVEにて放送しました。
※ラジオ番組情報
ENEOS FOR OUR EARTH -ONE BY ONE-
公式HP:https://www.j-wave.co.jp/original/ourearth/
※公開収録の様子はYouTubeでも配信中


