堀田茜さんが「JRE神栖バイオマス発電所」を取材 ラジオ&YouTube収録を実施

 当社協賛ラジオ番組「ENEOS FOR OUR EARTH -ONE BY ONE-」(毎週土曜14:00-14:30にJ-WAVEにて放送)でナビゲーターを務める堀田茜さんが、ENEOSグループの環境にも配慮した再生可能エネルギーの発電施設の1つである、茨城県神栖市の「JRE神栖バイオマス発電所」を訪れ、どんな事業を行っているのか取材してくださいました。なお、この記事の最後には堀田さんへのミニインタビューも掲載しています。併せてお楽しみください。

 同施設は石油・石炭などの化石燃料ではなく、バイオマス燃料である木質チップを燃焼、高温・高圧の蒸気を発生させ、そのエネルギーを利用して、タービンを回し発電させます。仕組みは化石燃料を使用する火力発電と同じですが、再生可能エネルギーの1つである、木質チップを利用した地球環境に優しい発電所となっています。

「JRE神栖バイオマス発電所」の一部。右が燃料搬送エリアで、燃料の木質チップを貯留する場所です。左がボイラーエリアで、木質チップを巨大なコンベアで運び燃焼させ、発生した高温のガスで水を高温・高圧の蒸気に変えます。

 施設の敷地面積はおよそ20,000m2。サッカーグランド1面が約7,000m2なので、およそ3面分という広さを有します。その中は、燃料貯留エリア・燃料搬送エリア・ボイラーエリア・タービン発電エリア・給排水エリア・冷却エリアという6つのエリアに区画されていて、それぞれ役割が異なります。設置面積の大部分を燃料貯留エリア・燃料搬送エリアが占めているのは、木質チップをエネルギー原料とする同施設の特徴となります。

燃料貯留エリアにある倉庫に積まれた約600トン分の木質チップ。堀田さんは「想像以上の量ですね!」と驚かれていました。

 施設内に足を踏み入れると堀田さんは「木の香りがしてきました!」とさっそく嗅覚を刺激された様子。それもそのはず、燃料貯留エリアにある直径20メートル・高さ23メートルの倉庫には、約600トン分の木質チップを貯めることができます。堀田さんは「森にいるよりも木の匂いを感じます!」と驚かれていました。

トラックごと持ち上げて木質チップをボイラーまで運ぶ姿に堀田さんは「これはなかなか見られない光景!」と興奮気味に話されていました。

 当施設を案内したのはJRE神栖バイオマス発電所の所長・杉村正仁さんです。堀田さんが「この施設でどれくらいの電気が生み出されているんですか?」と質問すると、杉村さんは「年間で約2億キロワットアワーです。これはおおよそ45,000世帯が年間に使用する電力に相当します。ここ神栖市の世帯数とほぼ同じ電力を賄っています」と説明しました。この事実に堀田さんは「この施設だけでそんな電力が作れるなんてすごいですね!」と目を丸くされていました。

左がJRE神栖バイオマス発電所の所長・杉村正仁さん。「我々はこの事業が明日の地球環境を良くすることに繋がると信じて、日々、業務と向き合っています」と話していました。

 堀田さんは実際に木質チップがボイラーで焼やされている様子も見学されました。燃焼室はおおよそ300トンもの砂が入っていて、700℃前後の温度を保っているため、小窓から覗くスペースもそれなりの熱気を感じますが、堀田さんはそんな状況の中でも興味深そうに見学されていました。

小窓を覗き木質チップが燃えている燃焼室の中を覗いて、堀田さんが「地獄みたいです(笑)」とお茶目なコメントをする場面もありました。燃焼後に出た灰は、アスファルト舗装に用いる路盤材や、山から石材を取り出した後に山を再生するために使用する盛り土剤などに使用し、再資源化しています。

 JRE神栖バイオマス発電所では、リサイクル材や間伐材を使用するだけでなく、排ガスや廃棄物などにも配慮しつつ運転しています。この発電所を含め、ENEOSリニューアブル・エナジーは、地域の皆様にご協力いただき、発電所の開発・運営を行うことで、再生可能エネルギーの発電事業を推進し、脱炭素社会の実現をリードしていくことを目標としています。

コントロールルームでは運転員が24時間365日、中央操作室の制御システムを使って、常時監視をしています。何か異常があれば速やかに対応できる体制を整えています。

 今後の課題は燃料の確保です。増えているバイオマス発電所の需要に対し、供給される、特に国内のバイオマス燃料は不足しがちです。そのような問題を解決すべくENEOSリニューアブル・エナジーのグループ会社であるEGフォレストでは、持続可能な森作りと題して植林事業を展開しています。

 取材を終えた堀田さんは「私の知らないところで、地球環境のことを考えながら、私たちの生活を豊かにしてくださっている方が、これだけいるということを目の当たりにし、感激しました。所長さんを含めた、すべての作業員さんを尊敬します」と話してくださいました。この収録の模様は118日(土)・25日(土)の2週にわたって14時よりJ-WAVEにて放送しました。

堀田さんは気さくに発電所の社員との記念写真に応じてくれました。空を見上げると虹が架かっていて、堀田さんも社員も皆、笑顔を浮かべていました。

■堀田茜さんミニインタビュー

――初めてこの施設を訪れていかがでしたか?

堀田:今回も大変貴重な経験をさせていただきました。燃料となる木質チップが日々あんなに大量に運び込まれて、それが45,000世帯分の再生可能エネルギーになっていることが驚きでした。杉村所長は収録していない時間も気さくに様々なことを教えてくださって、そんな言葉の端々にこの発電所への愛情を感じました。

――堀田さんが『ENEOS FOR OUR EARTH -ONE BY ONE-』のナビゲーターに就任してから約4年が経ちましたが、番組を続ける中で、自身の変化を感じることはありますか?

堀田:このラジオ番組にはたくさんのゲストの方に登場していただいていますが、そんな方々とお話しをさせていただくことで、自分の視野が広まっている感覚があります。ネガティブなニュースがたくさん流れる世の中で、この番組では人間の正しい力を感じることができるんです。“未来は明るいんだ”と思える体験を数多くさせてもらっているので、これからも私がパイプ役になり、リスナーの皆さんに素敵な情報を伝えていけたらと思います。

――健全で恵み豊かな環境を将来の世代に継承していくことへの意識は高まっていますか?

堀田:私も30代に突入し、周りには子供を産んでいる友達も多くいて、次の世代を意識するっていうのはこういうことなのかなと実感する機会が増えました。“50年後、この社会はどうなっているんだろう、地球はどうなっているんだろうと自然に考えるようになったというか。

そんな中で「ラジオ聴いているよ」と声を掛けてくださるファンの存在がとてもうれしいんです。私が出演するバラエティ番組をきっかけに、小さな子供がファンになってくれたりするんですけど、親近感を持って接してくれるんです。そんな私がこの番組を通じて地球環境のことを発信することで、子供たちが興味を持って聴いてくれる。その時に自分がやる意味を感じることができました。それもまさに次世代に継承していくことに繋がると思いながら、これからも責任を持って発信していきたいです。

※ラジオ番組情報

 ENEOS FOR OUR EARTH -ONE BY ONE-

 公式HPhttps://www.j-wave.co.jp/original/ourearth/

JRE神栖バイオマス発電所の取材の様子はYouTubeでも配信中

 https://youtu.be/DYpgB7a-s4U