グループ理念の実現、企業価値向上の要となる人的資本経営
ENEOSグループの人的資本経営とは
ENEOSグループは、グループ理念のもと「今日のあたり前を支え、明日のあたり前をリードする」ことを理念実現に向けた決意とし、長期ビジョンとして「『エネルギー・素材の安定供給』と『カーボンニュートラル社会の実現』との両立への挑戦」を掲げています。
長期ビジョンの実現に向け、企業価値を中長期的に高めていくには、不確実性の高い事業環境に機動的かつ柔軟に対応することが求められます。そこで、当社グループは「筋肉質な経営体質への転換」と「事業ポートフォリオの再編」を第4次中期経営計画の重要な柱に据え、収益性と競争力を高めるべく事業構造や資源配分の見直し、事業の選択と集中を進めています。
世に数多ある経営戦略、その成否を決定づけるのが人材です。どれほど優れた戦略や計画を描いても現場の実行力が伴わなければ達成できず、差異のない戦略であってもどれだけの精度で実行するかによって成果に大きな差が出ます。戦略の実行力とは、個々の人材の能力・スキルや経験、知見、そして前に向かう意識・意欲です。戦略をやり切る覚悟と変化に対応する力を備えた人材がいなければ、企業価値の向上は実現できません。企業の競争力の源泉は人材にあります。
こうした考えのもと、当社グループは自社の人材の総合力を「人的資本」と定義し、その成長への投資を通じて価値創造を目指します。
人的資本経営の全体像

グループ人材ビジョン
「今日のあたり前を支え、明日のあたり前をリードする人材」がイキイキと能力を発揮し生産性を最大化している状態
時代が大きく変化する中で事業を前進させ、新たな価値を生み出し続けるためには、人材の力がこれまで以上に重要です。経営戦略を確実に実行し、持続的に成長していくには、当社グループの目指す人材のあり方を明確にする必要があると考えました。
そこで、第4次中期経営計画の策定に合わせて2024年にグループ人材ビジョンを定めました。心身の健康を土台に一人ひとりがイキイキと能力を発揮し、高い生産性と実行力を発揮している状態を目指す、というものです。変化を前向きに捉えて自ら考え行動し、周囲と力を合わせて成果を生み出す人材が、当社グループの競争力を支えることを期待しています。
グループ人材ビジョン
グループ人材戦略
ポートフォリオ再編の実現を可能にする「適所適材」と、個人が能力を最大限に発揮するための「安心して誇りを持って働ける企業文化づくり」
グループ人材ビジョンのもと、第4次中期経営計画の柱の1つとして人的資本経営を推進しています。その考えに基づき、グループ経営戦略に紐づく人材戦略の柱として掲げたのが「適所適材を基本とする効果的な制度の具現・実行」と「安心して働ける企業文化づくり」の2つです。
事業ポートフォリオの転換に伴い、当社グループの人材には従来以上に高度な専門性やリーダーシップが求められます。「適所適材」は、事業戦略上必要となるポストや役割を明確にしたうえで、適した専門性や意欲を持つ人材を配置するという考え方です。職務の要件と各自の能力を可視化して個人の成長を促すジョブ型タレントマネジメントを通じて、事業ポートフォリオの転換を人材面から支えます。
「適所適材」に加えて、人材の能力を最大限に引き出すために欠かせないのが「安心して誇りを持って働ける企業文化づくり」です。健康経営を土台に働きやすさと働きがいを兼ね揃え、多様な価値観を尊重しながら一人ひとりが主体的に力を発揮できる職場づくりを進めています。こうした企業文化は、一部の施策だけで完結するものではなく、日々の対話や行動の積み重ねによって育まれるものと考えています。
