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ENEOS VOICE「タンクローリー配送(後編:DX・AI)」今日のあたり前を支える社会インフラの仕事の舞台裏

2026.5.22
事業紹介
ENEOSホールディングス

 私たちがあたり前に使えるガソリン。その裏側では、現場の知恵と工夫、そして人と人の連携によって安全と暮らしが支えられています。輸送会社との信頼関係や、VR・AIなどの技術も活用しながら、事故を防ぎ、社会を止めないために挑み続ける仕事。日常を守る責任とやりがいとは何か。ENEOS販売企画部の小口丞太郎さんと中山明音さんにお話し頂きます。 ニッポン放送の朝の顔、ラジオパーソナリティの上柳昌彦さんによる担当者へのインタビュー第2弾の後編をお届けします。

※「ENEOS VOICE」は、音声でENEOSグループの事業やビジョンなどをお伝えするコンテンツです。文字を読むのはちょっと…という方もお気軽にぜひお聴きください。

この記事の目次

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・上柳 昌彦(うえやなぎ まさひこ)さんのプロフィール
1981年4月にニッポン放送入社。1983年から「オールナイトニッポン」月曜2部を3年間担当。さらに、タモリ、笑福亭鶴瓶、テリー伊藤らのアシスタントとして活躍。定年退職後も、ニッポン放送の早朝番組『あさぼらけ』のパーソナリティを務める。他局への出演も増え、局の垣根を超えた  “ラジオの人として活躍中。

・小口 丞太郎(こぐち じょうたろう)さんのプロフィール
1998年生まれ、奈良県天理市出身の27歳。2021年、野球部の選手としてENEOSに入社、引退後は販売企画部に配属。現在6年目。安全管理担当として事故低減活動に従事。趣味は「映画・ドラマ鑑賞」、座右の銘は「安全・安定供給」、自分だけのこだわりは「スナック菓子は開封した日に食べきる」

・中山 明音(なかやま あかね)さんのプロフィール
2002年生まれ、香川県三豊市出身の23歳。2025年、新卒としてENEOSに入社、販売企画部に配属、運賃契約の管理、配送の効率化を担当。部門の広報宣伝も兼務。卒論のテーマは「安部公房」。趣味は料理と珈琲とカメラとスキューバダイビング。死ぬまでにやりたいことはコストコのサーモンにかぶりつく

タンクローリー配送を支える2人が感じる“今と現場”

上柳:ラジオパーソナリティーの上柳昌彦です。普段は、有楽町にありますニッポン放送で、早朝のラジオ番組『上柳昌彦 あさぼらけ』を担当しています。私は中学二年生の時から、当時の東京モーターショー、今のジャパンモビリティショーは皆勤賞で、車が好きなのですけれども、やはり車にとって大切なのはガソリンです。前回は、ENEOSのタンクローリーがGPSを活用した運行管理システムを導入しており、例えば能登半島地震の際には、このシステムによって被災地の皆さんに燃料をできるだけ早く届けることができたとのことでした。今、東京都心を走っているタンクローリーが、どういう場所を、どういう状態で走っているのかという図を少し見せていただいたのですが、ここはエンジンが止まっている、動いている、今は高速道路に乗っている、一般道を走っている、それはここの営業所の方がやっているということをすべて把握されている。こういうことになっていたのかと、知らないことばかりでした。さて今回は、そんなガソリンをサービスステーションに運ぶENEOSのタンクローリーの配送について伺っていきたいと思います。ENEOSが輸送会社へ行っている支援とは一体何なのか、では早速参りましょう。

上柳:今回も前回に引き続きまして、ENEOS株式会社販売企画部の小口丞太郎さん、そして同じく販売企画部の中山明音さんにお話を伺ってまいります。今回もよろしくお願いいたします。
小口、中山:よろしくお願いいたします。

上柳:小口さんは元ENEOS野球部のキャッチャーで、販売企画部に来て二年目ということですね。そして中山さんは入社二年目で、後輩ができてくる時期かと思いますが、販売企画部で二年仕事をされてみて、小口さんいかがですか。
小口:そうですね。私はずっと野球しかやってこなかった人生でしたので、パソコンの触り方からすべて一から勉強で、本当に大変な一年になったのですが、部署の先輩方はとても優しい方が多いので、毎日楽しく業務をしています。

上柳:それは何よりだったと思います。本当に。では、中山さんはいかがでしたか。一年経ってどうでしたか。
中山:そうですね。私も部署の方々に恵まれているということを一番感じているのですが、最近は、隣の部署でも自分のグループでも忙しくしている様子を見て、使命感のようなものも感じながら働けているのではないかと思います。

上柳:そうですか。前回は、比較的技術職の方々にお話を伺ったのですが、少しお話を伺っただけでも、きっと良い会社、良い組織なのだろうなと本当に思いました。皆さんがお帰りになってから、スタッフとも、とても良い雰囲気で、私たちの会社もああいう感じが良いね、という話になりました。

現場でつながる人と人、配送の最前線

上柳:さて小口さん、実際に輸送会社のドライバーの方が、ガソリンを積んだタンクローリーで走るわけですけれども、実際に輸送会社へ行くこともあるのでしょうか。
小口:はい、そうですね。販売企画部に来てから、やはり勉強のために輸送会社の車庫を何度か訪問したことがあります。その際に、安定安全配送のために輸送会社がいろいろな取り組みや施策をしてくださっていることに、とても感銘を受けました。

上柳:まさに現場の皆さんですものね。輸送会社とコミュニケーションを取るうえで、大切にしていることは何かありますか。
小口:輸送会社の皆様は、弊社にとって大切なパートナーだと思っています。長年の経験から知識が豊富な方もとても多いので、教えていただくことが本当に多いです。学ぶ姿勢を大切にしてコミュニケーションを取っています。

上柳:責任感を持ってお仕事をされている方がたくさんいらっしゃるわけですものね。いろいろ教えていただくことも多いと思います。中山さんはいかがですか。
中山:私も小口さんと同じで、配送の大ベテランの皆さんにさまざまなことを教えてもらいまくるようにしています。それと同時に、現場の皆さんに気軽に相談していただきやすい存在になりたいと思っていまして、輸送会社の方々の集まりに顔を出したり、会社を回ってご挨拶させていただいたりもしています。

上柳:「中山さん、また来た~」というような感じは、きっととても大切ですよね。そうした中で、いろいろな問題点が見えてきたり、改善してこのように良くなったということも見えてきたりするのでしょうね。

DXで事故を防ぐ取組み&配送計画はAIで効率化!

上柳:では中山さん、輸送会社でも安全な輸送のためにいろいろな取り組みを具体的にされているそうですが、例えばどのようなことがありますか。
中山:はい。VR機器を使って、作業中の事故を未然に防止する取り組みを行っている輸送会社があります。VR映像を見ることで疑似体験ができ、事故のヒヤリハットを脳に記憶させて、事故を防ぐ手段を覚えてもらっています。月に一回、ドライバーの方は三十分程度のVR研修を行ったりもしています。

上柳:VRというのは、いわゆるゴーグルの大きいようなものを装着して、その中で映像を見ると、「うわっ!」とする、あれですよね。私は恥ずかしながら、やったことがないのです。
中山:本当ですか?ここにありますので、よろしければ体験してみてください。
上柳:人生初です。なぜか今まで体験する機会がなかったんです。
中山:装着していただくと、“高速道路の事故を体験する”メニューがあります。
上柳:そのようなメニューがあるのですか(笑
中山:装着していただければ、メニューが並んでいるかと思います。
上柳:『高速道路走行時の衝突事故』というのがあります。
中山:では、そこにカーソルを合わせていただいて、その真ん中のボタンを押してください。
上柳:押しまーす!

(以下、VR体験&実況中)

「はい、何か出てきました。しゃべっています。」

「高速道路を走行しています、と聞こえてきます。」

「下を見ると、本当に自分がハンドルを握って運転しています。」

「前に大型トラックがあります。トンネルに入りましたね。車線を変えました。」

「前の車が車線を変えたら!!ガシャ~っとなりました・・・」

協力:株式会社WacWac「ドライバー向けVR360°安全教育動画」

上柳:今どういうことになったかというと、前を走っていた大型トラックが、急に右に車線変更しました。そうしたら、その前に止まっている車があり、そこに私の車がドーンとぶつかってしまいました。そして、こちらは少し大きいですから、ぶつかった相手の車は小型トラックだったので、ひっくり返っていますね…そうか、急に車線変更した場合には、その前に何があるのかを少し予測した方がよい、減速した方がよい、車間距離もきちんと取った方がよい、ということを教えてもらいました。なるほど。起こり得ることを、ここでバーチャルに経験するということですね。
中山:かなりリアルな感じで体験できます。

上柳:これを三十分ぐらいかけて、いろいろな場面を教えてもらい、それを一度頭に入れて、あの時見たものと似ていると思えば、事前に回避しよう、車間距離を取っておこうと思えるわけですね。なるほど。いや、本当に勉強になりました。ありがとうございました。
中山:そうですね。ありがとうございました。

上柳:そうした輸送会社への支援について、販売企画部として、いわゆるDXにも取り組んでいらっしゃるのですね。最近よくDXと言われますが、デジタルトランスフォーメーション、AIやクラウドなど、さまざまなデジタル技術を使って、今まで手作業で人間がやっていたことをデジタルに変えていくということらしいのですけれども、やはりそういうDXを使った仕事の効率化にも、小口さんは取り組んでいらっしゃるのですね。
小口:はい、そうですね。ローリーの配送計画作成は、変更や道路状況など、配送環境が刻一刻と変化する中で、サービスステーションにおける燃料油の販売量が読み切れない場合もあるため、ベテランの配車スタッフが手作業でタイムリーに修正しながら作成しています。全国各地のサービスステーションや、燃料を必要とする企業や地域の皆様に対し、毎日エネルギーを供給するための、配送計画の策定はかなり複雑な作業になります。

上柳:そうでしょうね。
小口:構想検討中の新配車システム開発プロジェクトでは、この手作業によるタイムリーな修正作業の一部を自動化することで、効率よく供給を維持することを目指しています。さまざまな条件を入力して、一瞬で簡単に配車が組めるようなシステムの実現は、現時点では難しいのですが、ベテラン配車スタッフの知識や技量にAIの機能を掛け合わせるという、ハイブリッドな形でのシステム開発を現在進めています。

上柳:なるほど。うまく共有していこうということですね。これは将来的にどのような形になっていくのか分かりませんけれども、今はそのような形なのですね。なるほど。

社会インフラを支える仕事のやりがいとは

上柳:さて最後に、お二人に伺います。まず小口さん、この仕事のやりがいとはどのようなことですか。
小口:はい。配送は無事故が理想です。私は配送の安全管理担当者として、ドライバー教育や設備改善、実施状況のパトロールなど、事故未然防止活動に取り組んでいます。簡単ではありませんが、輸送会社の皆様と取り組んできた積み重ねが結果に表れると、とても嬉しいです。

上柳:無事故、本当にそうですよね。では、いよいよ後輩ができるという中山さんはいかがでしょうか。
中山:私は、街中でENEOSのタンクローリーを見つけると嬉しいなと思います。普段はタンクローリーに注目する方はなかなかいないかもしれませんが、人々に気づかれない中でも、毎日サービスステーションにガソリンを運び、私たちのあたり前を支えてくれているということに、私も入社して気づくことができました。今は、それを自分が少し支えているのかなと思うと、やりがいを感じます。

上柳:あたり前であること、普通に行われていることの陰には、いろいろな人の努力や注意がずっとあるのだなということが、よく分かりました。ありがとうございました。ということで、ENEOS株式会社販売企画部の小口丞太郎さん、そして中山明音さんに、二回にわたってお話を伺いました。どうもありがとうございました。
小口、中山:ありがとうございました。

上柳:私たちが普通にガソリンや灯油といった燃料油を使わせていただく裏には、さまざまな方々の努力があるのだなということ、そしてそれがスムーズに、あたり前のように行われているということが、いかに大変なことなのかがよく分かるお話でございました。ここまでのお相手は、ラジオパーソナリティーの上柳昌彦でした。

まとめ

 後編では、輸送会社との信頼関係を土台に進める安全対策と業務効率化の取り組みを紹介しました。VRによる事故の疑似体験や、AIを活用した配車計画の高度化プロジェクトなど、現場の経験とデジタル技術を組み合わせてローリー配送を支える工夫が明らかに。日々当たり前に使うガソリンの裏側には、無事故への強い思いと、人知れず社会インフラを守る人たちの責任とやりがいがあります。

ENEOS VOICE「ローリー配送編」の最後に

上司の長田さん(右から2番目)

 私たちがあたり前に使うガソリンは、需要や天候を先読みした緻密な配送計画と、全国に広がるネットワーク、そして現場で働く人たちの連携によって支えられています。災害時にも途切れさせない仕組みづくりや、VRAIといった技術の活用も進む中で、変わらないのは「社会を止めない」という強い使命感。見えないところで日常を守り続ける仕事の価値と誇りが浮かび上がりますね。