堀田茜さんが公開収録でAIイノベーション部の取り組みを学ぶ LiLiCoさんとはSDGsトーク
当社が協賛するラジオ番組「ENEOS FOR OUR EARTH -ONE BY ONE-」(毎週土曜14:00-14:30にJ-WAVEにて放送)でナビゲーターを務める堀田茜さんが7月10日、東京・渋谷ヒカリエ8にて行われた公開収録に参加しました。ENEOSホールディングス株式会社AIイノベーション部の蓬田憲太郎さん、そしてタレント・映画コメンテーターのLiLiCoさんがゲストとして登場しました。この記事ではその様子を一部リポートいたします。
この記事の目次
AIイノベーション部の取り組み
公開収録では、ENEOSホールディングス株式会社のAIイノベーション部に所属する蓬田(よもぎた)憲太郎さんが登場しました。
蓬田さんが所属するAIイノベーション部は、神奈川・横浜にある中央技術研究所から、2025年6月に独立した新しい部署です。この部署には、化学をはじめ、AI、データサイエンスなど幅広い分野で世界をリードするスペシャリストたちが集まっています。
そんな中で、蓬田さんは「AIイノベーション部では、さまざまな領域でAIを使っていこうという動きになっています。私の場合は化学のバックグラウンドを持っているので、その知識とAIを組み合わせた研究を行っています」と、自身の役割について紹介しました。
これを受け、堀田さんが「なぜエネルギー事業を手がけるENEOSがAI開発をされているのでしょうか?」と素朴な質問を投げかけると、蓬田さんは「意外かもしれませんが、実はエネルギー事業こそAIと相性が良いと思っています。ENEOSは製油所の運転や販売、研究開発といった多岐にわたる事業を行っていますが、それらを行う中でさまざまなデータを収集しております。“データがたくさんある”ということは“AIを賢くする”という意味で非常に重要な部分。独自のデータをたくさん持っていることは、AIを活用するうえでのENEOSの強みだと考えています」と語りました。
AIイノベーション部は、文字通りAIを使って「革新的な材料」を見つけることに取り組んでいます。その中で、これまで蓄積してきた膨大なデータを活用し、革新的な材料の発見を実現するためのソフトウェア「Matlantis™(マトランティス)」を株式会社Preferred Networksと共同開発しました。
堀田さんが「Matlantisは私も初めて聞く名前ですが、何か由来があるんですか?」と質問すると、蓬田さんは「材料を意味する“マテリアル”、伝説の大陸を意味する“アトランティス”を組み合わせた造語になっていて、未知の材料が眠る“分子の海”に挑む研究者たちにとっての羅針盤になってほしいという思いが込められています」と説明しました。
Matlantisの最大の特徴は「高速」であることです。AIの力により、従来は数か月から数年を要していた膨大な計算について、1秒もかからずに実行でき、従来手法と比べ最大7,000万倍の高速化を実現しています。そして一般的なブラウザ上で使えるという「使いやすさ」も魅力の1つとなっています。
この公開収録では堀田さんに、Matlantisを使って「最強の脱臭剤」を作っていただきました。アンモニア(NH₃)をよく吸着する分子を作って、脱臭剤の性能を調べるという開発体験を行いました。

堀田さんはオリジナルの脱臭剤の名前を「におわなくな〜る」としました。会場のモニター上にはさまざまな元素とそれを繋げる棒などの図形が並んでいましたが、蓬田さんの手ほどきを受けて、堀田さんはオリジナルの脱臭剤「におわなくな〜る」を完成させました。レクチャーが始まってから脱臭剤の設計・評価が完了するまでの時間はおよそ5分。堀田さんは初めて見るMatlantisの優れた性能に「あっという間にできあがりました。スゴい!」と目を丸くされていました。
AIイノベーション部は、Matlantisをさらに速く、より高精度になるように共同開発を進め、画期的な材料が見つかる確率を高めたいと考えています。将来的には、生成AIの技術も取り入れ、Matlantisと友達感覚で会話しながら指示を出せるようにしたいと計画しています。さらにその先は、省エネルギーな機械に必要な潤滑油、長持ちするバッテリー、環境負荷の少ない素材など、未来の社会を支える材料を生み出していくことを目指しています。蓬田さんは「Matlantisが、環境問題やエネルギー問題の解決につながる新しい材料を生み出す基盤にしていきたいと考えています」と語りました。
堀田さんは「ENEOSさんはエネルギー事業の会社ですが、こういったAIイノベーション部のお仕事もあるというのは知らなかった側面ですし、新しい素材や材料がMatlantisによって開発されれば、環境負荷も少なく、私たちの生活がより豊かになるということなんですね」と、今後のAIイノベーション部の研究開発に期待されていました。
人は頑張ると長続きしない SDGsを“当たり前に”
タレント・映画コメンテーターのLiLiCoさんが登場。会場に集まった観客が大きな拍手で迎えると、LiLiCoさんは母国であるスウェーデンの挨拶「Hej! Hej!(ヘイ ヘイ)」を明るく発し、オーディエンスも元気よくこれに応えていました。
この公開収録ではSDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」、さらに目標12「つくる責任 つかう責任」をテーマに、LiLiCoさんのスウェーデン流エコライフや、タレント・映画コメンテーターとして活動しながら、地方自治体の大使なども務めその地域の魅力を発信している、パワーの源泉について迫りました。
スウェーデン・ストックホルム出身のLiLiCoさん。18歳で来日し、1989年から日本で芸能活動をスタートさせています。そんなスウェーデンは、2045年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする目標を掲げる環境先進国です。
LiLiCoさんは「スウェーデンはSDGsがとても身近な国です。1980年代からペットボトルのリサイクルが始まっていましたし、当時、スーパーマーケットにペットボトルを持っていくと、お金が出てきました。子供たちはお手伝いが出来るし、お菓子も買うことが出来たので一石二鳥でした」と振り返りました。LiLiCoさんの“環境先進国ならでは”のエピソードに、堀田さんは驚かれていました。
スウェーデンでは「小さい頃から当たり前のようにSDGsが身近にあった」と語るLiLiCoさん。続けて「SDGsは最近出来た言葉※で、世界中が“頑張って良いことをしよう”となっているけれど、人は頑張ると長続きしないものです。そんな中、スウェーデン人は“SDGsは当たり前のこと”という意識。そういった違いはあるのかもしれない」と話すと、堀田さんも「まずはSDGsを意識してみて、その先で無意識にSDGsに取り組むことが大切なんですね」と考えを述べていました。
※SDGs(持続可能な開発目標)という言葉自体は2015年に国連で採択されたもの。
LiLiCoさんは映画コメンテーターやタレントとして活躍する一方で、来日した際に東京・葛飾区に住んでいた縁で「かつしか観光大使」を務めています。また、静岡・浜松市に住んでいたという過去もあり、浜松市の親善大使である「やらまいか大使」にも任命されています。また北海道・当別町で毎年秋に開催される「当別スウェーデンマラソン」では2025年にゲストとして参加。寒空の中でハーフマラソンを見事に走り切り、2026年も挑戦することを明言されています。
このように地方自治体と連携しながら、その地域の魅力を伝え続けているLiLiCoさん。長年、多岐にわたる活動を行っていますが、堀田さんが「そんなにいつもエネルギッシュでいられるのはなぜなんですか?」と素朴な疑問を投げかけると、LiLiCoさんは「すごくシンプルな理由で、今日も目が覚めたからです」と返しました。
この意味についてLiLiCoさんは「朝、目が覚めても、色んな事情があって歩けないとか、介護が必要な方もたくさんいらっしゃいます。そんな中で私は今日もお仕事をいただき、その現場で面白い人に出会えている。そんな日々がすごく幸せなことなんです」と説明。その上で「だからこそ自分がやりたいと思ったことは人に笑われても、生きている内にやるべきなんじゃないかなと思います。私も『日本に行ってタレントになる』と言ったら当時はバカにされました。でもその先に今の私があるんです」と熱を込めて語りました。
続けてLiLiCoさんが「きっとSDGsも気持ちひとつなんだと思います。小さな地球上で誰かのために行動するということ。特別なことはせず、隣人に『こんにちは』と挨拶するくらいの感覚で誰かを思いやる。隣の人と愛を持って接せれば、極端な話、戦争も起きないですから」と続けると、堀田さんは「LiLiCoさんのように人のために動いたら、笑顔も増えるし、そこから地球への意識も変わっていきそうですよね」と話していました。
公開収録でもエネルギッシュな姿そのままにトークを繰り広げ、集まった観客を喜ばせたLiLiCoさん。堀田さんは「LiLiCoさんのお話を聞いて胸が熱くなりましたし、LiLiCoさんがどこかに行けばきっとその場所は元気になるんだろうなと感じました。今日は本当にありがとうございました!」と共演したことの感謝を伝えていました。
堀田茜さんミニインタビュー
―LiLiCoさんとの公開収録で印象に残った場面などありましたら、教えてください。
スウェーデンの方たちは物をとても大切に扱うというお話が印象的でした。スーパーの包装紙なども最低限にし、ゴミがあまり出ないように考えていて、とてもいいことだなと思いました。
―普段リスナーの方と交流する機会はなかなかないかと思いますが、本日お客さんの前で収録を行った感想はいかがですか?
いつも、とても温かい雰囲気を作ってくださるので、今回も嬉しかったです。私たちの話すことに、みなさんが頷いてくださったり、リアクションが伺えたのも公開収録だからこそ、やりがいがありました。
この公開収録の模様は7月18日(土)・7月25日(土)の2週間にわたって14時よりJ-WAVEにて放送しました。
※ラジオ番組情報
ENEOS FOR OUR EARTH -ONE BY ONE-
公式HP:https://www.j-wave.co.jp/original/ourearth/
※今回の取材の様子はYouTubeでも配信中
堀田茜×LiLiCo スウェーデン流の頑張らないエコライフとは?《 ENEOS FOR OUR EARTH -ONE BY ONE- 》


