「活力ある未来づくり」をスポーツから~国内競技団体支援プロジェクトに込めた想い

トップアスリートの活躍に注目が集まる一方で、多くの国内競技団体は、競技の普及や次世代育成、安心・安全な環境づくりといった競技を支える土台づくりに課題を抱えています。ENEOSホールディングスでは、こうした課題の解決を後押しし、スポーツを通じた「活力ある未来づくり」に貢献するため、「国内競技団体支援プロジェクト」を実施しています。 この記事では、プロジェクトに込めた思いや具体的な取り組み、そして今後目指す姿についてご紹介します。

なぜ今、国内競技団体への支援が必要なのか

日本のスポーツ界では、国際大会での活躍やトップアスリートの存在が大きな注目を集めています。しかし、多くの国内競技団体は、資金面や人的資源の不足といった課題を抱えています。

大会運営や選手強化が優先される一方で、競技の認知拡大や、子どもたち・若年層への普及、地域における体験機会の創出、安心・安全に競技を続けるための環境整備など、長期的な基盤づくりに十分なリソースを割くことが難しいケースもあります。競技力の向上には、選手一人ひとりの努力だけでなく、競技を支える裾野の広がりが欠かせません。初めて競技に触れる機会があること。挑戦を続けられる環境があること。応援し、支えてくれる人がいること。そうした積み重ねが、スポーツの未来をつくっていきます。

ENEOSホールディングスは、国内競技団体の抱える課題の解決を後押しすることで、グループ理念に掲げる「活力ある未来づくり」に挑戦したいと考えました。スポーツには、人々に夢や感動を与えるだけでなく、地域や世代をつなぎ、社会に前向きな力を生み出す側面があります。競技団体を支えることは、単にスポーツを支援することにとどまらず、社会全体の活力を育むことにもつながると、私たちは考えています。

©JHA

ENEOS が目指すスポーツを通じた社会貢献

ENEOSグループは、社会貢献活動を重要な取り組みの一つと位置づけ、環境、スポーツ、研究助成・教育支援、地域貢献など、幅広い分野で活動を展開しています。スポーツ分野も、その大切な柱の一つです。

エネルギーを通じて人々の暮らしや産業を支えてきたENEOSグループにとって、スポーツを支援することは、人々の健やかな暮らしや前向きな挑戦を支える取り組みでもあります。競技の魅力を広げ、子どもたちや若者がスポーツに親しめる機会を増やすこと。誰もが安心・安全に挑戦できる環境を整えることは、単なる競技支援にとどまらず、人々の挑戦や成長を後押しし、活力ある未来づくりにつながる取り組みでもあります。

ENEOSホールディングスは、こうした考えのもと、スポーツを通じて人々の健やかな暮らしを支え、誰もが心身ともに健康に過ごせる社会の実現を目指しています。

国内競技団体支援プロジェクトとは

「国内競技団体支援プロジェクト」は、国内競技団体がそれぞれの課題や目指す姿に応じて企画を立案し、その内容に基づいて支援を行う取り組みです。企画は、ENEOSホールディングスと運営事務局が審査し、実施に向けて伴走しながらサポートしています。支援にあたっては、各競技団体が抱える課題に寄り添い、競技の普及や次世代育成、安心・安全な環境づくりにつながる取り組みを後押ししています。

プロジェクトの柱となるのは、次の3つの方針です。

1.あらゆる人へのスポーツの機会創出

年齢や経験、地域を問わず、より多くの人がスポーツに触れられる機会を増やす取り組みです。体験会やイベント、競技の魅力を発信する施策などを通じて、これまで競技と接点のなかった人にも、スポーツの楽しさや魅力を届けます。

2.次世代育成を通じた心身ともに健全な社会づくり

子どもたちや若者の成長を支えることを目的に、育成プログラムや教育的な要素を取り入れた企画を支援します。スポーツを通じて、挑戦する気持ちや協調性、健やかな心身を育むことは、未来の社会づくりにもつながります。

3.安心・安全にスポーツに取り組める環境づくり

誰もが安心してスポーツを続けられるよう、競技環境の整備や運営体制の強化につながる取り組みを後押しします。安全性の向上や持続可能な基盤整備は、スポーツの普及や競技の継続的な発展に欠かせない要素です。

活動内容は競技ごとにさまざまです。例えば、ウエイトリフティングの体験会やサーフィン初心者向けイベント、学校を訪問して行うBMXイベント、ブレイキンの次世代育成プロジェクト、ビーチハンドボールのチャレンジマッチ、特別支援学校やろう学校でのスポーツ射撃体験会などが行われています。こうした取り組みを通じて、競技経験の有無や年齢、障がいの有無にかかわらず、一人でも多くの人にスポーツとの出会いを届けています。

広がる支援の輪、数字で見るプロジェクトの成果

国内競技団体支援プロジェクトは、着実に広がりを見せています。2025年度の事業では、15団体・20企画・37事業を実施し、イベント参加者に加え、動画配信の視聴者も含めると約175千人に競技の魅力を届けました。さらに、2023年から2025年までの3年間では、合計98企画・254回のイベントや大会の開催に貢献し、延べ322千人との接点を創出しました。会場での体験に加え、動画配信なども活用することで、より多くの方々へスポーツの魅力を発信しています。

この取り組みの意義は、イベント数や参加人数の多さだけではありません。競技を知るきっかけが生まれ、興味を持つ人が増え、将来的な競技人口の拡大や競技団体の基盤強化につながっていくことに、大きな価値があります。

スポーツは、する人だけのものではありません。観る人、応援する人、支える人、地域で関わる人など、多くの人の参加によって広がっていくものです。だからこそ、競技団体を支えることは、スポーツ文化そのものを支えることでもあります。そしてその文化を未来へつないでいくことは、社会に活力を生み出すことにもつながります。

本プロジェクトの総務部担当者は「イベントの視察では、子どもたちがキラキラした目で競技を体験し、アスリートに積極的に質問をする姿が見られました。スポーツに触れる機会の創出に貢献できたことを実感しています。また、イベント参加者の8割以上から、『今後もこのスポーツを続けてみたい』『ファンとして関わりたい』という前向きな声をいただきました。本活動を通じて競技を知った方々が、その魅力を周囲へ広げてくださることを期待しています。
私たちはスポーツの持つ力を信じています。これからもスポーツの魅力を広げ、社会に笑顔と活力を届けることを目指し、取り組んでまいります。」と話しています。

これから目指すのは、もっと社会に開かれたスポーツ支援

ENEOSホールディングスは今後も、国内競技団体との連携を深めながら、より多くの人がスポーツに親しめる機会を広げていきます。競技の普及、次世代育成、安心・安全な環境づくりという3つの視点を軸に、スポーツが持つ社会的価値をさらに広げていくことを目指しています。

将来的には、社員が参加できるプログラムやボランティアなど、社内外を巻き込んだ関わり方も視野に入れています。支援する側・される側という関係にとどまらず、スポーツを通じて人と人がつながり、共に活力ある未来をつくっていく。そうした広がりを生み出していきたいと考えています。

子どもたちの挑戦を応援すること。障がいのある方もない方も一緒に楽しめる機会を増やすこと。地域を元気にすること。そして、安心・安全な環境を整えること。スポーツ支援には、さまざまな社会課題に向き合う可能性があります。

ENEOSホールディングスの国内競技団体支援プロジェクトは、スポーツの力を信じ、その力をもっと多くの人へ届けていくための取り組みです。これからも、スポーツを通じた社会貢献活動を通して、「活力ある未来づくり」を進めていきます。