社会性

社会貢献

基本的な考え方

ENEOSグループは、操業地域での対話・連携・協働を図り、その地域社会との強固な信頼関係を構築することが、事業活動を継続し、持続的な発展を目指すうえでの重要なテーマと考えています。
このような考え方のもと、グループの基本方針として、ENEOSグループ行動基準を定めるとともに、国内外の各事業拠点において、地元企業の活用や現地雇用などを含むさまざまな活動を行うことで、それぞれの地域経済・社会の発展に貢献できるよう努めています。

ENEOSグループ行動基準(抜粋)
  1. 13.市民社会の発展への貢献
    1. (1)私たちは、事業活動のあらゆる拠点において、環境、文化、慣習を尊重し、地域社会、自治体、市民団体等との対話・連携・協働を行います。
    2. (2)私たちは、社会貢献活動を通じて、市民社会の発展に貢献します。

体制

ENEOSグループでは、「社会貢献」をCSR活動の重点分野の一つとして位置付け、CSR推進体制において定期的に活動状況の総括・評価・情報共有を行っています。

CSR推進体制については、CSRマネジメントをご参照ください。

社会貢献活動支出

2018年度にJXTGグループが国内外において社会貢献活動を実施するために支出した経費および寄付・提供した金銭・物品等の総額は約32億円でした。
今後もグループ一体となった活動やグループ各社独自の活動など、地域社会と積極的に対話を行い、必要とされる取り組みを進めていきます。

社会貢献活動費の推移

  • 2016年度は、旧JXグループと旧東燃ゼネラルグループの合算値。
  • 実績値は、経団連1%クラブに報告した社会貢献活動関連の経費、寄付金および提供物品等の合計額。

ベトナムでの取り組み

ENEOSグループおよびJX石油開発は、事業を展開しているベトナムにおいて、さまざまな社会貢献活動を通じて次世代育成・支援を継続して行っています。

学校等の建設支援

JX石油開発では、ベトナム各地で、学校建設への寄付や枯葉剤の影響で障がいのある若年層の方々の社会参加を図るための職業訓練施設への支援をするとともに、教材拡充等の援助も行っています。

学校等の建設支援実績

2002年 ディエン・ビエン省ムンファン小学校
2005年 クアン・チー省職業訓練施設
2007年 ハナム省タン・チュエン中学校
2008年 ハ・ティン省ビンアン中学校
2009年 クアン・チー省チヨダイ小学校
2011年 ハ・ティン省職業訓練施設
2012年 ハイフォン市グエン・ビン・キエム高校
2013年 バリア・ブンタウ省グエン・チュン・ト小学校
2014年 クアン・チー省チヨダイ小学校(校舎増築)
2015年 タイ・グエン省スッタク幼稚園
2016年 バリア・ブンタウ省ホアマイ幼稚園
2017年 ダクノン省グエン・バ・ゴック小学校
2018年 クアン・チー省チヨ・チュン中学校

教育支援

JX石油開発は、2006年からホーチミン教育振興協会(ベトナムの教育向上を目指す公益団体)を通じて、経済的に恵まれない学生に奨学金を授与する活動に取り組んでいます。2018年は40名に奨学金を授与しました。
また、ベトナム国営石油会社であるペトロベトナムが、2011年に石油産業を担う人材育成を目的とした石油の総合大学として開校した「ペトロベトナム大学」に対し、開校時に10万USドルを寄付しました。その後も運営資金や奨学金等の支援、インターン生の受け入れ等を継続して行っています。2018年9月には、第3期生の卒業式が行われました。

奨学金授与式典
ペトロベトナム大学の卒業式および新学期開始式典

ENEOS×MOGU童話の花束コンテスト

ENEOSグループ会社のJX Nippon Oil & Energy Vietnam Consulting and Holdings Co., Ltd.(JXEV)は、2018年から日越国交樹立45周年記念イベントの1つとして始まった創作童話コンテスト「ENEOS×MOGU童話の花束コンテスト」に協賛しています。
本コンテストは、ベトナム初の創作童話コンテストです。2018年度は、小学生、中学生、一般の3部門に約260作品の応募があり、最優秀作品には小学生の部の「ザーザーと降る雨」(ファン・カイン・アンさん 11歳)が選出されました。
入賞した全14作品をまとめた童話集「童話の花束」は、「ENEOS童話賞作品集・童話の花束(ベトナム語訳)」とともに販売され、その売り上げを絵本の普及活動の資金や奨学金として寄付しています。
JXEVは、日越両国で子どもたちの健やかな心がはぐくまれるよう、今後も絵本の普及活動を支援していきます。

童話コンテストの表彰式の様子
「ENEOS童話賞作品集・童話の花束」のベトナム語訳を手に取る子どもたち

マレーシアでの取り組み

JX石油開発は、オペレータとして事業を推進しているマレーシアにおいて、地域社会に寄り添った社会貢献活動を継続して行っています。
また、地域の文化・スポーツイベントへの支援も実施しています。

地域イベントへの貢献

レガッタ競技会の様子

毎年サラワク州で開催されているレガッタ(ボート)競技会やジャズフェスティバルにスポンサーの1社として協賛し、地域社会における文化・スポーツの振興に一役買っています。

恵まれない人々への支援

プレゼントを手渡すJX石油開発のスタッフ

ムスリム系(イスラム教徒)福祉協会の活動を支援して、断食(ラマダン)の時期に、経済的に恵まれない家庭へプレゼントを届ける活動を行っています。

チリでの取り組み

JX金属は、カセロネス銅鉱山を運営するMinera Lumina Copper Chile(MLCC)を通して、さまざまな社会貢献活動を行っています。

アタカマ大学 高地ラボの開設サポート

アタカマ大学の高地ラボ

アタカマ大学の高地研究施設設置に対し寄付を行いました。同大学では、海抜3,800mのオホスデルサラド火山付近にて、複数分野の科学的研究を行うためのラボ設置を計画しています。同大学はアタカマの高地を高所地域探査のベンチマークとして位置付け、学際的な研究のための国際連携を推進しており、MLCCとの相互の技術協力等にも期待が寄せられています。

日本での取り組み

「野球教室」「バスケットボールクリニック」の開催

ENEOSグループは、「ENEOS野球部」や女子バスケットボール部「ENEOSサンフラワーズ」の現役選手などによる、小中学生を対象とした野球教室・バスケットボールクリニックを、全国各地で開催しています。2018年度は、野球教室を9回開催し578名が参加、バスケットボールクリニックを73回開催し延べ3,270名が参加しました。

野球教室の様子
バスケットボールクリニックの様子

障がい者スポーツ支援

日本車いすバスケットボール連盟への協賛

ENEOSは、車いすバスケットボールの振興を目的に、2006年から日本車いすバスケットボール連盟へ協賛しています。
大会には、多くの従業員や家族が応援・観戦に訪れるほか、ボランティアとしても大会運営に協力しています。

日本身体障害者野球連盟への協賛

ENEOSは、障がい者野球の振興・発展を目的に、2007年から日本身体障害者野球連盟へ協賛しています。
大会では、従業員や家族が試合会場で選手たちに熱い声援を送り、盛り上げにも貢献しています。

「ENEOS童話賞」の開催

「第49回JXTG童話賞」表彰式の様子

ENEOSグループは、1970年から、一般の方々から「心のふれあい」をテーマとした創作童話を募集し、優秀作品を表彰する「ENEOS童話賞」を開催しています。
第49回となる2018年度は、12,591編の心あたたまる作品をご応募いただきました。

児童福祉施設などで暮らす子どもたちへの奨学支援

ENEOSグループは、「ENEOS童話賞」の優秀作品を収録した童話集「童話の花束」のチャリティー販売を行い、その売上金を社会福祉法人全国社会福祉協議会が設立した「ENEOS奨学助成制度」へ寄付することを通じて、児童福祉施設などで暮らす子どもたちが大学や専門学校などに進学する際の入学支度金を支援しています。
2018年4月(2018年度入学)には590名の子どもたちが受給し、2003年度の制度創設以降の累計受給者数は5,362名となっています。

「ENEOS児童文化賞・音楽賞」の開催

「JXTG児童文化賞・音楽賞」表彰式の様子

ENEOSグループは、日本の児童文化・音楽文化の発展・向上に尽くしてこられ、将来大きな活躍が期待される方々をたたえ励ます「児童文化賞(創設:1966年)」「音楽賞(創設:1971年)」を毎年開催しています。

これまでの児童文化賞受賞者による公演

ENEOSでは、「第11回JXTG児童文化賞(1976年)」を受賞した劇団風の子を招き、拠点のある大阪、千葉、静岡の小学校でアウトリーチ公演を開催しました。
子どもたちに豊かな感性・発想力をはぐくむ機会を提供することを目的とし、約3,600名に感動を届けました。

楽しく学べる、「ENEOSなつやすみ科学バスツアー」の開催

大分製油所におけるバスツアーの様子

ENEOSの各製油所では、小学生とその保護者を対象に「なつやすみ科学バスツアー」を各地の新聞社とタイアップして開催しています。
バスで製油所内を見学し、石油製品の製造工程やエネルギー資源の大切さについて楽しく学ぶことができ、夏休みの自由研究等に役立つ内容としています。
2018年度は9カ所で実施し、合計704名の子どもたちと保護者が参加しました。

「夏のリコチャレ2018」の開催

工場見学の様子(倉見工場)

JX金属グループでは、「理工チャレンジ(リコチャレ)」の一環として、夏休み期間中に、磯原工場、日立事業所、倉見工場、パンパシフィック・カッパー佐賀関製錬所において、中学生を対象とした「工場見学会&実験体験会」を開催しました。
「現代社会は銅がなければ成り立たない」、そんな銅の魅力や理工系職種のおもしろさについて、工場で活躍する技術者の先輩たちが楽しく伝えました。

  • リコチャレは、内閣府が推進する理工系分野に興味を持つ女子中高生・女子学生の皆さんが、将来の自分をしっかりイメージして進路選択することを応援する取り組みです。
    JX金属グループでは、男女とも参加できるようにしています。

JX石油開発留学生奨学金

インドネシアからの奨学生

JX石油開発は、2015年度に、日本で学ぶ外国人留学生を対象として「JX石油開発留学生奨学金」を開設して以来、同社が原油や液化天然ガス(LNG)の生産事業等に参画しているパプアニューギニアからの留学生への支援を続けています。
また、2018年度からは、同じくLNGの生産事業に参画しているインドネシアからの留学生を、この奨学金制度の対象に加えました。

東燃ゼネラル石油研究奨励・奨学財団への支援

ENEOSは、工業の発展と産業技術の発展のため、理工科課程の大学生・大学院生への奨学金の給付および若手研究者への研究助成金を支給しています。

東燃国際奨学財団への支援

ENEOSは、諸外国との友好と広く社会に貢献することを意図し、日本の大学院に在学する外国人留学生へ奨学金を支給しています。

「ENEOSの森」などの森林保全活動の実施

「ENEOSの森」での活動

ENEOSグループは、グループ各社においてさまざまな森林保全活動を展開しています。
ENEOSでは、地方自治体や公益社団法人国土緑化推進機構等と協働し、全国で間伐や下草刈り等の森林保全活動を展開しています。2018年度は従業員やその家族、延べ1,271名が参加しました。
JX石油開発では、1998年から中条油業所(新潟県)構内および周辺の松林(海岸保安林)の保全に取り組んでいます。2018年度も近隣地区住民の方々とともに、役員・従業員とその家族、総勢78名が作業を行いました。
JX金属では、休廃止鉱山等の跡地を中心に、地元の森林組合などのご協力を得て、森林整備活動を進めています。

「ENEOSカード」による緑化推進

ENEOSカード

ENEOSでは、ENEOSカードの発行を開始した2001年10月から、ENEOSサービスステーションでのご利用金額の0.01%相当額を公益社団法人国土緑化推進機構に寄付し、植林作業、青少年による緑化活動、熱帯林の再生および砂漠化防止等の同機構が実施するさまざまな環境活動の支援に役立てられています。
2018年度分として約4,317万円を寄付し、寄付金の累計は約5億1,000万円に達しました。

「小規模集落応援隊」活動

神輿を担ぐ従業員

ENEOS大分製油所は、2009年度から高齢化と過疎化による人手不足で、道路の草刈りやお祭り等集落の共同作業が困難な小規模集落を支援する大分県「小規模集落応援隊」制度に登録しています。
同活動の一環として、竹田市九重野地区にある緩木社の大祭に参加しています。同大祭は約千年前から伝わるもので、過疎と高齢化で神輿担ぎが危ぶまれていましたが、応援隊により伝統が継承されたと地域の方々から大変喜ばれています。
2018年度は、従業員14名が白装束に着替え神事に参加後、神輿を担ぎました。

「納涼祭」を開催

日立事業所 山神祭

ENEOSグループの製油所およびJX金属グループ主要事業所では、毎年夏季に従業員の家族をはじめ近隣住民の方々をお招きして納涼祭を開催しています。模擬店や抽選大会、地元の子どもたちによるお囃子やダンス等、盛りだくさんの内容となっています。一部では伝統芸能の披露や花火大会も実施し、夏の風物詩として地域の方々にもお楽しみいただいています。

自治体などとの合同による防災訓練の実施

ENEOSの各製油所・油槽所などでは、大規模災害の発生や製油所内の事故を想定した訓練を自治体や所轄消防署などと合同で実施しています。
実践的な訓練を行うことで、災害時における協力体制を強化するとともに、地域の皆様が安心して生活できるように努めています。

障がい者支援活動「パンの販売会」を開催

ENEOSは、従業員のバリアフリーマインド醸成の一環として、障がいのある方が製造・販売するパンや焼き菓子の販売会を開催しています。売り上げに貢献するだけでなく多くの従業員と接点を持つことが励みとなり、間接的な就労支援にもなっています。
本社ビルでは、「ころ・ころ」のパン販売会を2015年度から開催しており、2018年度は6回開催しました。一部の製油所でも地域の障がい者就労支援事業所などの焼き菓子の販売会を開催しています。

大規模災害の被災地への支援

ENEOSグループは、大規模災害による被災地の支援を実施しています。

2018年度実績

7月 平成30年7月豪雨義援金寄付 3,000万円
9月 平成30年北海道胆振東部地震義援金寄付 500万円
10月 インドネシア・スラウェシ島地震義援金寄付 5億インドネシアルピア(約375万円)

西日本豪雨被災地にて災害ボランティア活動を実施

瓦礫撤去作業の様子

ENEOS水島製油所では、地域の力になりたいとの思いから、支援物資提供やマイクロバスの貸出、倉敷市真備地区にて災害ボランティア活動を実施しました。参加者は民家の泥出し、家具搬出等を行いました。2018年7月~12月の6カ月にわたり19回実施し、従業員延べ293名が参加しました。

ボランティア休暇制度の導入

ENEOSホールディングスおよびENEOSでは、会社の認めるボランティア活動に従業員が参加する際、年間通算3日を上限に特別休暇を認めることとしています。
ボランティア休暇制度を導入することにより、従業員のボランティア活動を支援しています。

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